【哺乳期】(生後約30日)
生まれたばかりの赤ちゃん猫は、お母さん猫の母乳で育ちます。
お母さん猫の母乳が十分に出ている時は、何もあげずにお母さん猫にまかせてください。
赤ちゃん猫は、生後一週間ぐらいから母乳をいっぱい飲みはじめ、
生後8〜10日で体重が2倍に発育します。
そして、生後20日ごろに乳歯がはえはじめ、30日ごろからお母さん猫の食事に興味を示しはじめます。
母乳が足りない時は、「子猫用の粉ミルク」をぬるま湯(40℃位)で溶かし、1日に1〜2回つごうのいい時間に哺乳ビンで飲ませてください。
お母さん猫がいない時、捨てられた赤ちゃん猫を拾った時、母乳の質がわるい時などは、100 %子猫用のミルクで哺乳してあげなければなりません。
生後7日までは、
3時間おき、
1日8回。 |
生後10日までは、
4時間おき、
1日6回。 |
生後14日からは、
5時間おき、
1日5回。 |
生後21日からは、
6時間おき、
1日4回。 |
この表がミルクをあげる目安ですが、おなかがすいて鳴きだした時は、あげるようにしてください。
お仕事や学校の関係で1日8回も哺乳ができない時は、生まれたての赤ちゃん猫でも、1日3回の哺乳で育てることができます。
この場合、赤ちゃん猫の体温を守ってあげるために、ペットヒーターや湯タンポなどで保温してあげてください。
ミルクを十分に飲んで育った赤ちゃん猫と比べると、はじめは発育がわるく感じますが離乳食を食べはじめてから遅れをとりもどすことができます。
又、人間の赤ちゃんのようにお腹を上にすると不安がって飲みませんので、子猫のお腹を下向きに腹ばいの姿勢をとらせると、母乳を飲むときのようによくのみます。
【離乳期】(生後約30日〜60日)
お母さん猫の食事に興味を示しはじめたら、「離乳食」をあげてください。
初めて離乳食をあげる時は、ぬるま湯を加え、おかゆのようにして、少しずつ子猫の舌の上にのせてあげてください。
味を覚えると、自分で食べるようになります。
生後50日ぐらいには、乳歯がはえそろい母乳の出もわるくなりますから、ササミやまぐろ白身の缶詰、を混ぜてあげてください。